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欠陥住宅、シックハウス、住宅トラブル......。夢のマイホームで、こんなことになったら、
泣くに泣けない。一生に一度の大事業である家づくりに失敗しないために、そして満足いく家を手に入れるためには、どうし
たらいいのだろう。
住宅・建築専門の弁護士として、数々のトラブル、難しい案件を解決してきた、秋野卓生さんに聞いた。
「やっぱり、家について勉強することだと思います」
私たちは、これまで家についてまったく勉強したことがない。住教育も受けたことがない家の素人。それに対して住宅会社はプロ。そのために、多くの行き違いが生じていることが多いという。もちろん、住宅会社の努力も必要だが、私たちももっと住まいに関して確かな目を養わなくては。
「営業マンが感じよかったからとか、安かったから、値引きしてくれたから、などという理由で、その会社のことを何も知らずに契約してしまったりする。それではなかなかうまくいきません」
いま、もっとも多いトラブルは、"イメージギャップ"。展示場で見たような広々としたリビング、ウキウキと料理できそうなキッチン、優雅な浴室......。夢に見た家と実際に出来上がった家と、なんとかけ離れていることか。こんなハズじゃなかった--。
「欠陥住宅などと違って、イメージが違った、というだけでは、残念ながら、なかなか法的に救われないのです」
こうした事態に陥らないためには、1にも2にも勉強。

あきの・たくお●弁護士・弁理士。慶應義塾大学法学部在学中に司法試験合格。
27歳で弁護士事務所設立。住宅・建築紛争を数多く扱い、難しい案件に勝訴するな
ど活躍。『匠総合法律事務所』/千代田区麹町1-8-1 半蔵門MKビル4F 103‐5212‐
3931/大阪市中央区本町4-4-24 住友生命本町第二ビル8F 106 ‐ 6180 ‐ 6001
まず、自分の住みたい家はどんな家なのか、しっかりと把握する。CO2削減のエコな家なのか、それとも昔ながらの和風なのか、地震に強い家、化学物質の出ない家、子どもが安全に暮らせる家......。重視するポイ
ントは人それぞれだが、依頼しようとしている住宅会社は、それを得意としているのか--。
業者選びのポイント、建材のこと、シックハウス対策、耐震構造、建築基準法のこと......。本屋さん、図書館に行けば、勉強
材料は山ほど揃っている。「住宅会社とトラブルになると、結局ソンするのは消費者。満足
いかないからと最後に値引きさせたとしても、もめて付き合いがなくなれば、今後何十年と必要なメンテナンスをしてもらえなくなる。これはとても大きな幸せの損失です。家は建てるまでではなく、建ってからが勝負なんです」

秋野さんはトラブル回避のための本も多数書いている。『住宅建築のトラブル回避&解決』
(日本住宅新聞社 1,600円)、『住宅・建設業者のためのコンプライアンス入門』(東洋経済新報社 2,400円)。








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